今日は髪の基礎知識について記事を作りました。いろいろヘアケアを試しても綺麗にならない方は毛髪構造を理解すると改善できる可能性が大です
毛髪の構造を理解して自分にあったヘアケアで毎日はHAPPYにしましょう!毛髪構造はなかなか難しいのでなるべく分かりやすく解説します!
毛髪のしくみ
まずは髪の毛の構造はたったの3層構造です!意外とシンプルな構造で外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」の順番です。キューティクルは誰もが良く耳にするワードですが、「コルテックス」「メデュラ」は知らない人が多いのでは無いでしょうか?
簡単にまとめると
「キューティクル」
☞毛髪のツヤ、手触りに影響します。物理的の刺激・・・ブラッシングやタオルなどの摩擦からの刺激!から髪を守ってくれます
「コルテックス」
☞毛髪の強度や毛髪の色味がここで決まる。毛髪の約85〜90%がこれ
「メデュラ」
☞髪の1番の中心にあり太い毛ほど多く、髪によっては無かったり途中で切れていたりする
毛髪はこの三層構造になっていて、それぞれに役割が違っているんだ!
それぞれを深堀してみよう!!
キューティクルとは
毛髪の一番外側にあり、厚さ0.5〜1,0μmほどで一般的に5〜8舞重なっています。
細い髪で約3枚、普通の髪で5〜6枚、太い髪で約10枚重なっているんです。
同じケアをしても上手くいかないのも納得
ここでよりキューティクルを深堀すると、「キューティクルは3層構造」に分けれます
・「エピキューティクル」☞一番外側にあるキューティクル。薬剤に強い性質を持っている
・「エキソキューティクル」☞中間にあるキューティクル。薬剤に弱い性質がある
・「エンドキューティクル」☞一番内側にあるキューティクル。薬剤に弱い性質がある
キューティクルは光や熱、薬剤などの刺激には強く守ってくれますが、
摩擦などの物理的な刺激に弱いので、ブラツシングやアイロンを使うときは注意が必要です。
コルテックスとは
コルテックスはキューティクルの内側にあり、毛髪の85〜90%を占めていて、毛髪の強度や髪色が決まる場所です。
コルテックスを深堀すると
コルテックスは、「マクロフィブリル」「メラニン」「マクロフィブリル間マトリックス」
からできています。
メデュラとは
メデュラは毛髪の中心に存在し、毛髪によっては存在しない場合や途中で切れている場合もあります。
深堀すると
メデュラとは幼い子の髪や産毛には存在せず、毛髪が太いほど量が多くなっています。
加齢の影響でメデュラが増えることがあります。
健康な髪の条件とは
では次に健康な髪の条件をみていきましょう。
「疎水毛」の条件とは
参考
・髪の水分を11〜14%に維持している
・髪の等電点(PH)が⒋5〜5.5であること
・皮脂によるバリア機能があること(自己回復機能があること)
健康な髪の条件は3つです。ここがとても重要になるので、深堀していきましょう
髪の水分11〜14%がベスト
撥水毛 | 疎水毛 | 親水毛 |
5〜10パーセント | 11〜14パーセント | 15〜20パーセント |
私たちが呼吸しているように髪の毛もまた呼吸しており、水分を調節しています。
ダメージした髪は水分を吸収しやすい「親水毛」になります。
さらに親水毛からダメージが進むと「吸水毛」になり。髪を水で濡らすと、「トロンっと」ワカメみたいな質感になります。
ここまでくるとハイダメージ毛です。
また、髪に水を10%しか保持できない髪は「撥水毛」といい、ヘアカラーが綺麗に発色しなかったり、パサつきの原因になることが考えられます。
この現象がよく見られるケースが、ストレートパーマや縮毛矯正やデジタルパーマなどの熱処理を行う背術のケースと毎日高温のアイロンを使用してスタイリングしたケースでよく起こります。
熱で髪の水分が減り、5〜6%まで下がると「撥水毛」になるので注意しましょう!
熱処理を行う際はしっかりと前処理を行うこと、日々のヘアケアを怠らないことをオススメします!
髪の等電点(PHを⒋5〜5.5)を維持する
髪のp H | ||
酸性 | 疎水(健康) | 中性〜アルカリ性 |
〜3.0〜4.0 | 4.5〜5.5 | 6.0〜7.0〜 |
まず等電点とは「電荷が±0の状態になるPH 」なる事を言います。弱酸性って事です。
等電点ではプラスやマイナスの電荷が最も少なくなり、髪が最も引き締まっている状態であり、この状態が健康な髪には不可欠なんです。体も引き締まっていると健康に見えますよね!
p Hが4.5から下になると酸性膨潤を起こし、5.5から上になるとアルカリ膨潤を起こすから、髪の毛が緩んで水を吸いやすくなる親水状態になり、健康毛ではなくなってしまいます。
髪が皮脂によるバリア機能があるかどうか!
キューティクルには皮脂を毛先まで運んで回復させえる「自己修復能力」があります。
これもヘアケアにはとても大切なことで、この皮脂が髪を保護してくれて、髪に本来の自然なツヤを与えてくれます。
キューティクルの表面には「18ーMEA」という頭皮から出る皮脂を髪の毛先まで運んでくれる「路」があります。
体で言う「血管」のイメージですね。
髪には本来、失われた皮脂が「18ーMEA」の路を通ってキューティクル表面を覆うことで、自ら回復させる能力があります。
つまり、自分の皮脂を毛先まで運ぶ力が髪本来には欠かせないのです
髪の構造を簡単に例えると「巻き寿司」
ここまで髪の構造を説明しましたが、「意外とむずいよって方」も多いでしょう。本当に簡単に例えて見ると
「巻き寿司」です。
このイメージです。巻き寿司もお米がしっかり詰まっていないとあの形にはならないですよね、「髪も中の栄養が詰まっていないとダメージの原因に」
自分にあったケアを見つけるには
まずは自分のライフスタイルを見直しましょう。生活していく中で髪に負担をかけていることはないか?
例えば「乾かさずに寝ている、毎日アイロン、市販のシャンプー、ドライヤーで乾かしすぎ、過度のブラッシング。。。」
これらの髪に対する負荷をまずやめて上げましょう。
そして髪の健康な条件に合わせて、自分の髪をケアしていきましょう
チェックリスト
- 髪の水分が11〜14%
- 髪を弱酸性に!
- 髪が皮脂によるバリア機能
乾燥しやすくパサつく髪には、ミストタイプのトリートメントをしっかり付けて、洗い流さないトリートメントを付けて
乾かすと改善します。
ヘアカラーやパーマなどを繰り返している方は髪のPHがアルカリ性によっているので、「キトサン」と呼ばれる成分の入ったトリートメントを使用すると、弱酸性に戻ってくれるので、ダメージによる引っかかりを改善できます。
髪の表面にパヤパヤした毛が出ている髪には、皮脂によるコーテイングができていないので、シャンプーを洗浄力の弱いものに変更したり、仕上げにオイル系の洗い流さないトリートメントを使用しましょう。
まとめ
・ライフスタイルの中で髪を痛めている原因は何か?を把握する
・髪の水分を適度に保つ
・ヘアカラーやパーマをしたら必ず弱酸性に戻すケアをする
・髪を守る皮脂を作るために、髪を洗いすぎない、オイル系のトリートメントを使う
・髪の中にタンパク質を詰め込んであげる
では今日からケアして見てくださいね!!